こんにちは、あまねです。
先日開催された「個人サイトWebオンリー めぐる市」への参加準備や当日の様子、関連して思ったことについて残しておきます。
まずは、自分がやったこと……
めぐる市は、「ページのデザインや構成を工夫することができ独自のコンテンツを公開することができるプログラム・サービス1」を用いて公開されたサイト――いわゆる個人サイトの展示がメインのイベントです。
開催の5ヶ月ほど前、1月あたりに副主催の方の告知をお友だちのリポストで見かけて、面白そうだな~と思って申し込みました。ちょうど、とある合同誌の発売記念パーティー「Party on the Spider Web!」に参加していた日だったのをよく覚えています。
申し込みから5ヶ月ほどの間に、マイクロなGIFアニメバナーを目指してという記事で 個人サイトっぽい サイトバナーを作ったり、ブースに来てくれた人のためのサイト紹介記事を準備したりしました。開催1ヶ月前くらいに何か新しい作品でも置いておこうかな~と思ったんですが、コミティアの準備と重なって完成しなかったので、書きかけのまま置いてあります。
開催の2週間前くらいに運営から参加表明シートが配られたので、いい感じに埋めて告知ポストも作りました。百合小説・エッセイ・技術・怪文書・生活・写真・団地・転籍届・こうかんノート・Web・架空・廃墟などをお送りするへんなサイトです!
当日はB-41でブースに着席したり、会場を歩き回ったり、みなさんの個人サイトを見て回ったりしました。実は開催直前まで土曜の朝10時から日曜の夜10時まで(36時間)と勘違いしていましたが、日曜の朝10時まで(24時間)でした。深夜から早朝はおそらくブースや記事への訪問も少なく、実質的には土曜いっぱいで終わりという感じ。個人サイトを一つ一つ探りながら回るにはちょっと短い印象でした。
サイト紹介記事として用意した「個人サイトWebオンリー めぐる市」参加によせてという記事は、けっこうたくさん読んでもらえた印象です。ブースからの流入はもちろん、Blueskyで紹介してもらっていたようで23、こちらを経由したアクセスもありました。
こちらは開催後ですが、めぐる市に参加していたヒフミさんのサイト「涼 流 花」の個人サイトwebオンリーめぐる市(2026)サークル参加・全スペース制覇ログ・お気に入りサイト紹介でも紹介いただいています。アクセシビリティの設定でGIFアニメが再生されないことがある、という記載を見て、サイトバナーを1フレーム目が停止していても不自然にならないように少しずらしました。

ブースへの絵文字リアクションもたくさんもらえて嬉しかったです!

サイト紹介記事ではメール通知サービスやフィードの購読をお願いしていましたが、購読数が増えたかは微妙な感じ?でした。特にフィードは購読の動向について知る方法がほとんどないので、今後の記事へのアクセスでほんのり体感できるかもしれません。メール通知については、先日のあまねけ!交通量調査(2026年6月)のお知らせを受け取った人がいるかもしれません。
フィードリーダーはあまねけ!以外のあらゆる個人サイトの更新をまとめて確認できる便利なツールなので、まだお持ちでない方は個人サイトとフィードのつかいかたなどを元に導入してみてください。この記事をAIに渡して相談に乗ってもらうと楽に使い始められそうです(一例)。
サークルカット一覧にリンクが残っているブースもあるので、興味があれば実際に見てみるといいでしょう。イベント期間中のみ掲載されていたリンクはもう見られないのと、イベント合わせで公開した特設ページは既に閉鎖されているかもしれないので、その点はご注意ください。
そのほか、自分以外についての感想……
イベント中にマップを歩いているアバターがいろいろ素敵だったので、印象に残ったものを紹介します。マップのスクショを撮り忘れていて、すれ違ったときの記憶頼みの部分があるので、アバターの詳細は違うかもしれません。
まず、と・り・なという黒い文字の身体で歩いていた東空とりなさん(サークル: イカサマの詰め合わせ)。右向きに歩くと鏡文字になっていました。アイコンやサイトバナーでもこの文字絵(葦手絵?)が使われていて、色数も少なくシンプルな線で識別性を高めたクールな印象を受けます。
次に、青いフロッピーディスクがてくてく歩いていた汲さん(サークル: 河川敷)。Blueskyの投稿でアバターのスクショが投稿されていたのを確認済み。アバターと同じく、個人サイトの方も初期のMacintoshのような古いOSのGUIデスクトップ画面を模してよく作り込まれており、昔のPoolside.FMのような雰囲気を思い出します。
最後に、白黒のハッチング模様(斜線トーン?)の羊さんで歩いていた黑野羊さん(サークル: 黑羊文庫さん)。細かいパターンの模様なので、動くとよく目立って印象に残ります。各種SNSのアイコンや活動報告のヘッダーにも使われていて、記事の内容に合わせてシーズンのアイテムなどを抱えているのも可愛いです。
個人サイトもいろいろ見て回りました。マウスを動かしているだけでワクワクする作り込まれたデザインのサイト、コンテンツの閲覧に集中できるシンプルなデザインのサイト。可愛いイラストや漫画、短編小説を並べる作品メインのサイトや、日記やスナップ写真の発信がメインのサイト。個人サイト制作のTipsやテンプレート配布がメインのサイトもありました。
関係をなす性別を問わない恋愛表現を指す「3L4」という馴染みのない用語を知ったのも、今回が初めてです。てがろぐを利用しているサイトがかなり多かったのも印象的でした。
ついでに、個人サイトの定義やメンタルモデルについて……
めぐる市の告知サイトでは、「個人サイトの基準」に踏み込んで苦労した跡が残っていました。最終的には、具体的なサービス名やフレームワークを挙げて個人サイトかどうかを判定する、という外延的な定義にまとまったようです。「なるべく広く定義しております」と言っているとおり、いわゆるブログやホームページ作成ツールも含むライトな発信者の層を取り込む方針を示していました。
別の例として、個人サイトのリンク集を謳うNodenariumでは、審査基準として「特定少数による運営」「既存のプラットフォーム上にないこと」「私的な内容の投稿を含むこと」などを挙げています。より狭く内包的な定義ですね。これをきっかけに書かれたLTUバランスのことでは、このあまねけ!を「『わたし』が限りなく尊重されている、外向きの自己と内向きの自己を自由に表現できる場」と表現しています。
今回、めぐる市に参加している個人サイトを眺めて、自分自身が個人サイトをどう位置付けているか、どこに特徴があるかについても掘り下げられました。つまり、これまで無意識にやっていたけれど、他の個人サイトにはなさそうな工夫があったということです。
まず、私はトップページのファーストビューで意味のある情報を出せるようにしていました。インターネットで重要なのは、コンテンツまでのクリック数を減らすこと5。しかし各ブースのリンクを開いてみると、無断転載やAI学習を禁じる宣言、大きなヘッダーだけが表示され、クリックやスクロールなしではコンテンツのサムネイルすら見えない個人サイトがけっこう多かったです。
もちろん、昔描いた一枚絵を見せるのが主目的のサイトであればよいのですが、ふつうは新しい作品やイベント参加情報、実績を知ってもらいたいのではないかと思います。あまねけ!は記事を読んでもらうのが第一なので、ファーストビューで4~8記事のタイトルと冒頭数十文字を読むことができるようになっています。
そして、私はコンテンツのタイムラインをできるかぎり1本に絞っていました。これを メインライン と名付けましょう。あまねけ!は記事という単位でパッケージした文章をメインラインに配置しており、必要に応じてメインラインから切り出した作者やカテゴリ別のタイムラインも利用できます。これはフィードとして配布している更新情報と背中合わせの概念です。
サイトにメインラインがあるメリットは、なんといっても読者が迷わないという点です。みなさんは即売会に行ったことがありますか? では、特に事前情報もなく通りかかったサークルに興味を持ったことは? そのとき特に注目するのは、「新刊」がどういう内容か、だと思います。ここで新刊がどれか分からないとか、同じような新刊が2冊ある、あるいは見本誌を読むのに合い言葉が必要なとき……試しに1冊買ってみようという気持ちは薄れてしまうでしょう。
これは個人サイトでも同じだと思うのです。長年様々なジャンルで活動してきたせいで、複数のタイムラインが同じように並んでいるとか、トップページが情報過多でどの情報から辿ればいいか分からないとか……もちろん「別にあなたのために作ってるわけじゃないですよ」と言われればそれまでの縁ですが、もう少し素敵な初訪問だったらよかったな、と思えてなりません。
まとめると、あまねけ!は「自己表現を込めた記事を1本のメインラインに据えた、シンプルな読みやすさを重視したブログに近い個人サイト」である、ということが分かりました。
今回は、個人サイトの展示が主目的という珍しいイベントを通じて、普段なかなか見る機会のない個人サイトをたくさん巡回できました。様々なジャンルや年齢層の人たちが自分の世界を作り上げているのは、本当に素晴らしいことです。SNSでの無意味な炎上や横暴なBANの被害を避けたり、一過性のインプレッションでしか評価されない過激で刹那的な世界から自由であり続けるには、やはり個人サイトしかありません。
個人サイトを作る人や見てくれる人が、これからも素敵な個人サイトライフを送れますように!
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個人サイトWebオンリー めぐる市紹介ページ内Q&A「展示に利用できる個人サイトの基準とは何ですか?」の回答より ↩
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NL/HL・GL・BLの3つのLをまとめて3Lという意味のようですが、LGBTと同様に具体的な略称をなす概念のみに限定されるものではないと考えるべきです。 ↩
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とあるSNSでは、もともと搭載されていた翻訳機能をタップなしで自動適用されるようにしただけで、異言語圏の交流が非常に盛んになったらしいです。 ↩
