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今日は2024年12月31日です。2024年のあまねけ!やそれ以外のふりかえりをお送りします。統計情報もあります。
PARK10周年記念イベント
原宿にあるPARKというショップが、5月21日に10周年を迎えました。私は2017年のアニメURAHARAでりと・ことこ・まりの世界(URAHARAとその原作であるイラストノベルPARK Harajuku: Crisis Team!)とPARKの存在を知ったので、そこからは7年ほど経ったことになります。当時は3人が織りなす素敵な関係と独特な世界観にすっかりハマってしまって、Sugar Jellyという同人誌まで出したものです。
そんなPARKで4月上旬から始まったPARK10周年記念イベントでは、#PARK10周年アートというハッシュタグでPARKキャラクターのファンアートを集める企画が実施されました。Sugar Jellyの収録作品を執筆していたあたりから、りと・ことこ・まりの「軽自動車ぎゅうぎゅう旅」を描きたいとずーっと思っていた私には、温めていたネタを昇華させるぴったりのチャンスだったのです。
さっそく10th PARK road sideという、古い軽自動車でPARKの10周年記念企画の撮影に行く1.5万字程度の短編を投稿しました。PHCTの世界観でURAHARAの人物が動くSugar Jellyに対して、スクーパーズが押し寄せなかったURAHARAのような「PARKのまんが」に近い現代ものにあたると自認しています。
また、ファンアート投稿期間後の5月21日、ちょうど10周年の日にもこの作品の挿絵として花火シーンのドット絵をアップしました。何らかの古いADVのワンシーンをイメージしたものです。こういうゲームって結局モノアモリーカップルを1ペア選ばされるんだよね。でも、そういう世界じゃなくても、いいんじゃないかな?
10th PARK ADV by かたぎりあまね1
お話の投稿後はトントン拍子でお話が進みました。公式サイトでスタッフのみなさんの感想と一緒に掲載してもらったり、ユニットwwwの同人誌CO;RYU(vol.08)に追加のドット絵と合わせて6ページも載せてもらいました。ご恵投の際に同封いただいたイラスト付きのお手紙は今でも宝物です。二次創作ってこんなに幸せなことなんですね!
さて、これで「りと・ことこ・まりのドライブ旅」に関するやりたいことはだいたい終わったのですが、今後もう少し掘り下げるかもしれません。本来の「軽自動車ぎゅうぎゅう旅」というのは、若さと金と計画性のなさを持つキャラクターグループを小さな車に詰め込んで楽しい旅を送ってもらうものであって、コンパクトな日帰りでは少し物足りない面もあるからです。
つまり、金と計画性がないので余った小さい車を借りるしかなく、予約してないので突発でラブホに泊まるしかなく、それを全部若さでなんとかするお話が必要ってことです。楽しすぎる限界大学生みたいだ。そういう なかよし もそのうちかいてみたいですね。
あまねちゃんのイラスト
2023年8月にむぎ絵アイコン受注会という企画であまねちゃんの姿が立ち上がってから、有償無償問わずいろいろな人にイラストを描いてもらう機会がありました。2023年のものもありますが、嬉しかったのでここで一挙に紹介していこうかなと思います。いずれも私が描いたものではなく、CC BY 4.0でライセンスされていません。
2023年11月の筑波大学学園祭(雙峰祭)の企画である#2B207ほーぼのおみせやさんで描いてもらったチェキです。アンニュイな頬杖がかわいいですね。アイコンにはない腕やお腹のあたりも埋めてもらっています。
2023年のクリスマスカードとして贈っていただいたものです。最近YouTubeチャンネルが売りに出されてたとかなんとかで盛り上がっていましたね。あーっいけません! かわいすぎます! 困ります、困ります! あーっかわいい!
2024年辰年の年賀状です。縁起物と がたくさんで嬉しいのと、きっと普段はあまり着ないであろう気合いの入った振袖姿が素敵ですね。年賀状は刊行ペースがゆったりしたシリーズものと仮定できるので、来年はヘビを手なずけるスネークセンターあまねちゃんが届くかもしれません。
3月にむぎチェキドローイングという企画で描いてもらいました。PARKのレジ付近の写真を背景にキャラクターを配置することで、PARKに遊びに来てさっと撮ったシーンの実存が高まっています。アンニュイな表情は保ちつつ、ちょっと幼めな仕上がりです。
新作三丁目という、まさに新作を紹介するコーナー名に使われるために生まれた交差点の地名をモチーフにしたサムネを描いてもらいました。カニさん大好きクラブさん作です。5月以降のreport記事では、こちらのイラストに記事名などをオーバーレイしたものを使っています。
なか憲人先生がSkebを開いていたタイミングで、人生初のSkebをお願いしました。リクエスト内容は実際のページで読めますが、とにかく不適切な証明写真のモデルにあまねちゃんが使われているところを見たかったのです。直前くらいに証明写真NG集がトレンドだったみたいで、図らずして流行に乗ってしまいました。
2024年8月には、𝐸𝑇𝐸𝑅𝑁𝐴𝐿避妊さんにこの不適切な証明写真をモチーフにイラストを描いてもらいました(掲載許可をもらいそびれたのでいったんリンクのみ)。証明写真のピースは言い逃れできないくらいの故意を孕んでいて、確かにとっても不適切だと思います。
番外編として、humans.txtではアイコン画像をAAに変換したものを見ることができます。使用文字を記号類および a
m
n
e
j
p
k
とその大文字に絞っているのと、アンニュイ用の口が aMANe.
になっているのがこだわりポイントです。
毎月1本おはなし投稿プロジェクト
月イチで創作を公開するようにしているという人の取り組み2を聞いたのがきっかけで、2024年は毎月何かかいてみようかな~と思ってゆるく始めたプロジェクトです。結果としては、目標12本中6本という微妙な結果に終わりました。うち5本は1月~5月の連続投稿であって、もう1本は8月に投稿したものです。より実態に即して言えば、1~5月の5本がこのプロジェクトの成果だったとすべきでしょう。
- 1月: ゆきずり
- 2月: あらしのまえに
- 3月: DEADA1
- 4月: 10th PARK road side
- 5月: 虹色ひよこ飼育日記
重複主義ではアドベントカレンダーに投稿した5本も含んで11本と主張することもできそうですが、今回は固有主義に立っており、しかも入れたところで12本も達成できていないのでこの結果とします。同じ月の投稿を複数カウントするのを認めると、継続的に作品をかく習慣を付ける意味合いが薄れてしまいますよね。
来年もこのような取り組みを明示的に進めるかは分かりませんが、できるだけたのしいお話をこまめにかいていきたいです。ぜひ応援してくださいね。
アドベントカレンダー
2016年から続く百合SS Advent Calendarは、なんと今年で9年目です! 百合SS Advent Calendar 2024には25日中15日分の登録をいただきました。まぁうち5本の登録は私なんですが、2023年のスカスカ感に比べればかなり豪華です。
今回は台本系の投稿も織り交ぜて、衝動買いしたVOICEPEAK(商用可能 6ナレーターセット)を生かした音声版も同梱するなど、新たな挑戦も進めています。
- 12/1: 特殊な盆栽の取り扱いについて
- 12/8: 15AB E11Aについて私が聞いたこと(+音声版)
- 12/15: 海のもと(サヤによれば)
- 12/22: 海のもと(ミーコによれば)
- 12/25: AIは使わないでって言ったよね!(+音声版)
2024年度筑波大学文芸部 Advent Calendar 2024にも投稿しました。筑波大学生涯メールアドレスの衰退をモチーフにかいた15AB E11Aについて私が聞いたことのテキスト部をこちらのAdCに、音声部を百合SS AdCに割り振ったというトリッキーなスタイルなんですが、一応参加してます。最初に登録していたカレンダーが吹き飛んで式年遷宮したり、文芸部のOB・OGはあんまりいない感じだったので、なんか空気が読めてなかったかもしれません(?)。
2024年は12月が丸ごと有休消化でとっても時間が余っていたので、忙しかった頃には忘れかけていた気持ちを思い出したり、創作やインターネットに向き合う時間を増やすことができました。2025年はバランスのよい働き方を模索したいですね。
結婚のこと
周りの人が次々と結婚しています。もうそんなステージなんですね、私たちの人生って。
私に直接お知らせが来るもの、SNSでリアルタイムに報告を見たもの、半年くらい経ってやっと報告ポストに気付いたもの、人づてに結婚した話を聞いたものなど、そういう世界を知る手段はさまざまです。「えっあの人結婚してたの⁉️」の方がビックリ度が高くなりますね。
1月には、成人してから初めての結婚式に招待してもらいました。服もご祝儀も中学時代に行った親戚の結婚式とは違うので、実質初投稿というわけです。よく見聞きしていた 結婚式 とはちょっと違っていて、披露宴でも馴れ初めムービーとか同僚のみなさんによる余興はなく、もっとニュートラルなお祝いパーティーという感じでした。でっかいウェディングケーキの代わりに、花ざかりWeekend✿がBGMのシャンパンタワーが出てきました。
2月には、地元の友達の結婚式で余興のムービーを作るとのことだったので、上野で素材用の写真を撮るお手伝いをしました。お手伝いと言っても、文字を書いた紙を持ってにっこり笑うだけです。私は「学校ではそれなりにしゃべってけど、卒業してから全然連絡してないな。アイツ今生きてんの?」と噂されてるタイプなので、私が生存してるだけで盛り上がってました。
逝去のこと
死は身近でしょうか? 大学入学直後に知り合って、そこから一緒にコスプレしたり同人誌作ったりいろいろなところに出かけた親友が、今年亡くなりました。冥福を祈り続けています。今年は知り合ってからちょうど10年で、改めて「10年来の友人」と丁寧に表現するとなんだか重たいできごとだったと自覚します。
今年の後半は、かれとの思い出を振り返る記事をいくつか公開しています。くらやみカフェは、かつて深夜に行った喫煙可の喫茶店で突然停電した事件をモチーフにかいたものです。ミューズパークの実質的終了によせては、何度か一緒に行った秩父の小さなゲームセンターの消失についてまとめた記事ですね。イングリッシュ・ブルーベルの香りによせては、お墓に供えるためにやさしい香りのお線香を選んだのをきっかけに生まれた記事です。いずれも、かれのことを知らなくても楽しめるようにしてあるつもりなので、そのように読んでもらってかまいません。
他にも、今年はたくさんの有名人が逝去した年になったなという印象です。わざわざリストを挙げたりランキングを作ったりするつもりはないので、各自で振り返ってみてください。ニュースフィードに飛び込んでくる「えっあの人死んじゃったの⁉️」の驚きは、結婚のそれとは向きが真逆でも大きさはあまり変わらない気がします。結局のところ、ライフステージの一つだということなのでしょう。
もうそんなステージなんですね、私たちの人生って。
mixi2のこと
12月16日にリリースされたばかりのmixi2ですが、みなさんはもう登録しましたか?
私は中央集権型、連合型、分散型3いずれのSNSもある程度触って試すのが好きですが、正直どれもあまり続いていませんでした。大学時代から続けているX(旧Twitter)、ActivityPub系インスタンスとしてのFedibirdには継続的な投稿がありますが、NostrやThreads、Blueskyなどはわずかな投稿を残して途切れています。
そんな中、まだ2週間ほどですが比較的投稿が続いているのがmixi2です。どうして続いているのかはあまり分析できていませんが、X(旧Twitter)の殺伐!宣伝!スパム!の空気から逃げ出す先を探しているのは大前提として、適度なゆるさと騒がしさのバランスがよかったのかもしれません。スパムや宣伝が全くないとは言ってません(心にTwitterを宿して読んだら突っ込みを入れたくなったので、いちおう)。
Misskey.ioは応援していて支援もしているのですが、たぶん私が毎日使うにはうるさすぎるし、合わない文化もたくさんありそうでした。一方で、メインの連合型SNSとして使っているFedibird(もちろん支援してますよ!)は、カスタマイズの強さの割にインスタンスの色が薄く居心地がいいのですが、日によって少し静かすぎると感じることもあります。そういう意味で、mixi2はちょうどいい雰囲気に見えているのかもしれません。
mixi2は中央集権型のSNSではありますが、おそらくコンセプトとしてかなりサブSNSの志向を強めているので、依存が強くなることはなさそうです。居心地がいいので完全に移住します!という人も今のところあんまり見かけません。パソコンくんはウェブ版を待望しているようですが、正直この空気感が崩れる可能性が高く運営も二の足を踏んでいると思います。
たぶんまだ招待制だと思うので、一緒におしゃべりしてくれる人はリプライやDMしてください。
以上です。統計情報も読んでくださいね。
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具体的な違いはNostr調べてみるが参考になるかもしれません。 ↩